土の力を活かして無農薬無肥料で育てる
田植えの季節です。
私たちさくふれメンバーは
無農薬無肥料を実現するために
苗作りから取り組んでいます。
ですが、ここ数日の大雨で全く田植えは進んでいません。
自然を相手にする仕事なだけに
しかたがないところはありますが、
なかなかじれったいものですね。
多くの人へ幸せと健康な生活を届けて、
私達自身も充実した生活をするためにも
なせばなるの精神で
取り組んでいきたいと思います。
さて今日は
無肥料についてお話していきたいと思います。
農園桜島ふれんずのお米は、無農薬無肥料で育てています。
無農薬については、消費者の皆様につきましても、
体の安全安心の為に大事ということは、
ご理解されていると思います。
もうひとつ、無肥料についてもホームページ内に記載しています。
肥料というのは、
化学物質を使った肥料と自然の腐葉土
(落ち葉等が腐って土に混ざった土)等を使った有機肥料があります。
農園桜島ふれんずでは、
田んぼで育った稲わらや雑草等を
そのまま田んぼに戻して田んぼの栄養として使っています。
消費者の皆様の中には、
これも有機肥料ではないのか?と疑問を持たれる方も
いらっしゃると思います。
自然農法を実践する中で分かってきたことは、
田んぼや畑で育った物を
その土に戻すことは
肥料を使うことにはならないということです。
逆に
田んぼや畑で育った以外の物を土に入れることが
肥料を入れることになります。
つまり肥料を入れることは、
田んぼや畑の土自ら育てた物ではなく、
異物を土に入れることになります。
異物が土に入ることによって土は拒否反応を起こしてしまうのです。
土にはとても凄まじい力があって、
人間の手助けなどなしに
自生をしてきました。
でも
生産効率を高めるとか、
人間の勝手な理由で
いらない異物を混入されて、
土本来の力が弱まっている
ということなのです。
長い間農薬とか肥料なんて
土に害のあるものを投与され続けられたら、
土も弱って立派な作物を実らせるわけがありませんよね。
つまり
我々のするべきことは
土に余計なおせっかいをかけることではなく土の元の力を取り戻し
存分に力を発揮できるように
環境を整えてあげることなのです。
過保護にするのではなく、
やんちゃ小僧を影から
そっと支えてやる気持ちで向き合うと
いいかもしれませんね。